GLEIFの取締役会

T. デッサ・グラッサー
取締役会長:GLEIF
グラッサー氏は、データとリスクに特化したコンサルティング会社FRGのデータ戦略・分析業務のプリンシパル、オッペンハイマー・アンド・カンパニーの社外取締役、米国財務省金融調査局の金融調査諮問委員会委員を務めています。リスク、データ、分析の分野での画期的なソリューション導入と組織管理に関する30年間の実績を有しています。
FRGでの現職に就く前は、JPモルガン・チェースのマネージングディレクターとして資本ストレステスト分析チームの責任者を務め、同社初の最高データ責任者としてアセット ウェルス マネジメントのチーフデータオフィスを設立しました。金融調査局の副局長を務めた経験があり、金融安定監督評議会を支援し、取引主体識別子 (LEI) の導入支援を含め、様々なデータとリスクのソリューションを導入しました。初の最高リスク責任者として、Bunge社のチーフ リスク オフィスを創設しました。クレディ・スイス、メリルリンチ、IBM、KPMGで要職を歴任してきました。ラトガース大学で経営学の教鞭を執ったのがキャリアの始まりでした。
フェアリー・ディキンソン大学で理学士号を取得し、フォーダム大学で経済学の博士号と文学修士号を取得し、同大学の文理大学院の諮問委員会の一員となっています。米国財務省の「Exceptional Service Award」を受賞しており、取締役および取締役会の年次報告書(2019年)で「Director to Watch」に挙げられた他、「A-team Industry Professional of the Year 」(2023年)にも選出されています。EDM協議会のGlobal Women Data Professionals Forumの共同リーダーを務めています。

ビビアン アルツ
OBE FCSI (Hon) CMgr CCMI AIGP
取締役副会長: GLEIF
アルツ氏は、FTSE Women Leaders ReviewのCEOを務めています。この組織は、政府が支援する英国の企業主導の自主的な機構であり、FTSE350と英国の大手民間企業50社の取締役会およびリーダーシップチームに占める女性の割合を向上させることを目的としています。
また、非業務執行取締役(NED)も務めており、AI(人工知能)や新技術、金融犯罪対策、公平性と多様性に重点を置いて、企業のデータ、プライバシー、デジタル戦略をサポートするエキスパートアドバイザリーの役職を多数務めています。ロンドン証券取引所グループ、Refinitiv、Thomson Reuters、Citibankなど、グローバル金融・専門サービス分野で25年以上の経験を有しています。International Business & Diplomatic ExchangeのAIおよびデータリーダー、Centre for Information Policy Leadershipのデータ戦略・プライバシーポリシーアドバイザー、PICCASO Awardsの創業者、Global Coalition to Fight Financial Crimeの諮問委員会の委員を務めており、ロンドン市の「経済成長のビジョン」レポートの支部共同リーダーを務め、国際データ転送戦略について、英国政府に助言してきました。
ビジネスにおけるジェンダーバランスの卓越した提唱者であり、Women in Finance Rwandaの後援者であり、Women in Banking and Financeの元CEOでもあります。2021年には金融サービスとジェンダーの多様性への貢献が認められ、大英帝国勲章を授与されました。

エイミー・A・ カビア
取締役副会長: GLEIF
エイミー・カビア氏は、2020年6月にGLEIF取締役に指名されました。金融サービス分野において24年を超える経験を有する、グローバルオペレーション担当役員です。JPモルガン・チェース(JPMC)の元マネジングディレクターで、データ管理、オペレーション、トランスフォーメーション、規制資本の職務を歴任しています。JPMC入社以前は、Washington Mutualに6年、GE Capitalに6年勤務しています。
金融機関が経験するデータ品質の課題を認識し、カビア氏は持続可能な品質のデータを作成するための方法論を生み出しました。データ品質設計(DfDQ)は、耐久消費財の製造に使用される原則をデータの製造プロセスに適用したものです。DfDQは、管理されたデータ作成プロセス、業務上の説明責任、データ利用者とのフィードバックループを保証します。
同氏は、コロラド大学で科学の学士号を取得しており、シックスマグマのブラックベルトの認定保有者です。

フォラリン・ アラヤンデ博士
フォラリン・アラヤンデ博士は国際開発経済学者、テクノロジー投資家、金融サービス経営者です。20年以上にわたり、デジタル技術と金融が交差するグローバル企業や新興市場企業に対し、企業変革のアドバイスや業務に携わってきた実績があります。
アクセンチュア、FBN Holdings PLCの最高戦略責任者、ナイジェリア大統領府の経済復興担当上級特別補佐官、経済計画実施ユニットのコーディネーターを歴任(2017~2019年)しています。また、アフリカ開発銀行後援の下で、「大統領・首相デリバリーユニット」アフリカネットワークの共同創設者でもあります。
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで財務と会計の教育を受けた後、シティバンクで財務業務とリスク管理に携わり、3年連続で最高経営責任者クオリティ・アワードを受賞しています。アクセンチュアでは、米国イリノイ州でグローバル・コア・アナリスト・スクールのファカルティリーダーを務めるなど、グローバルにプロジェクトを統率しました。2011年から2014年まで、ナイジェリアの保健・公共サービスグループのパイオニアディレクター兼オペレーティンググループリーダーとして、複数年にわたる変革プログラムや経済計画プロジェクトを指揮しました。
また、アフリカ開発銀行や国連開発計画(UNDP)などの多国間機関において、投資、インフラ、リスクファイナンスに関するリードコンサルタントや専門家アドバイザーを務めています。さらに、コヴェナント大学経済政策開発研究センター(CEPDeR)の研究員や、マスターカードの副社長としてサハラ以南のアフリカにおける公共部門テクノロジー事業を統括しています。元アメリカ合衆国最高裁長官ウォーレン・バーガーより「アメリカ憲法200周年記念優秀賞」を受賞しています。博士論文のテーマは国際貿易と産業インセンティブでした。金融セクター改革に関する代表的な参考書など、学術的・専門的な出版物の著者です。英国とアイルランドのチャータード金融セクター改革に関する代表的な参考書など、学術的・専門的な出版物の著者。英国とアイルランドのチャータード・ガバナンス研究所のフェローとしての資格を二重に取得しており、5大陸の複数の国で取締役会のガバナンス監査を主導し、取締役会のセッションを促進してきました。また、成長の舵取りに関する専門家委員会に定期的に寄稿しています。

ジェイクス デマエル
デマエル氏は現在、TMTに特化した最大の戦略コンサルティング会社であるAltman Solonのシニア・アドバイザーであり、クリーンテック、トラベルテック、フードテックなどのハイテク分野の新興企業数社に携わっています。GLEIF取締役会では、30年以上にわたる多角的かつグローバルな業務経験を生かし、200以上の国や地域にまたがるP&Lを2度にわたって管理しました。また、高度に規制された環境での運用管理を監督しながら、グローバルな技術革新とサービスの展開を推進してきました。Bryan, Garnier & Co.でコーポレートファイナンスのエグゼクティブアドバイザーを務めるなど、複雑なテクノロジー環境でいくつかの変革およびガバナンス機能を主導していました。
2020年以来、Winglyの取締役も務めており、民間航空サービスの業界をリードするデジタル市場としての会社の確立において経営陣をサポートしています。
デマエル氏は、パリのエコール・ポリテクニークとボストンのマサチューセッツ工科大学の卒業生であり、同校で電気工学、技術、政策プログラムの修士号を取得しています。

アンナ・M. ユーイング
アンナ・M・ユーイングは、グローバルな金融サービス部門で30年以上リーダーシップを発揮してきた経験豊かな取締役であり、元技術担当重役である。イノベーションの推進、グローバル・テクノロジー・プラットフォームの構築に尽力し、テクノロジー、製品イノベーション、ガバナンス、リスク管理、成長戦略、M&A統合に関する戦略的かつ受託者的な監督を行ってきた。
現在、米国のウェルス・マネジメント業界向けのフィンテックおよびデータ・ソリューション・プロバイダーであるFinanceware LLCおよび金融データ・サービスのグローバル・リーダーであるRIMES Technologiesの取締役を務める。以前はNEX Group plcの非常勤取締役とOrchid Insuranceの取締役を務めた。ナスダック、CIBC、メリルリンチでは、最高情報責任者としてナスダックのテクノロジー・インフラとビジネスモデルを変革するなど、業界をリードするビジネスユニットを構築し、経営陣としてのキャリアを積んできた。
ヨーク大学シューリッヒ・ビジネススクールでMBAを取得し、学長グローバル・アドバイザリー・カウンシルの委員を務めるほか、2024年同窓生表彰(公益部門)を受賞。また、デルのTransformational CIO Award、Trader's MagazineのWomen on Wall Street Excellence in Leadership Award、Institutional InvestorのTop Global FinTech Executivesのランキングなど、業界で数々の栄誉に輝いている。

イェンス ハッハマイスター
イェンス・ハッハマイスターは、2025年7月にGLEIF理事会に加わった。ドイツ取引所グループのマネージング・ディレクターで、資本市場と金融サービス分野で25年以上の経験を持つ。現在、発行体サービスおよび新デジタル市場の責任者、クリアストリーム経営委員会委員、LuxCSD委員長を務める。また、さまざまなFinTech企業の役員を務め、ドイツ中央銀行のデジタル審議会の一員でもある。以前は、FinTech諮問委員会の一員としてドイツ財務省に助言していた。
2018年、ドイツ取引所の新デジタル市場部門を立ち上げ、DLTとブロックチェーン戦略を主導し、2020年には発行体サービス部門を担当部門に加えた。過去には、最高人事責任者(HRO)、戦略実行責任者(Head of Strategic Execution)、最高経営責任者(CEO)首席補佐官(Chief of Staff)などを歴任し、主要なインフラプロジェクトや業務を監督した。キャリアの初期には、KPMGで経営コンサルタントとして勤務。
ビーレフェルト大学で経済学と経営学の学位を取得し、銀行実習とロンドン・ビジネススクールのエグゼクティブ・プログラムを修了。

オマール・M. ハシェム
銀行、フィンテック、ペイメント、デジタルトランスフォーメーションの分野で30年以上の経験を持つ熟練経営者。ガバナンス、規制エンゲージメント、デジタル戦略を専門とし、中東・北アフリカ地域で信頼できる役員やアドバイザーを務めてきた。
オマールは、サウジアラビアのNational Commercial Bankのデジタル・トランスフォーメーションにおいて極めて重要な役割を果たし、同行をデジタル・バンキングのリーダーとして位置づけるイノベーションを主導した。また、Tamra Capital、Neoleap、SANIDなどの企業でM&Aイニシアチブを推進し、成長を主導してきた。
金融包摂と新興テクノロジーの強力な支持者であるオマルは、サウジアラビアの国家決済戦略など、主要な規制イニシアチブに貢献している。GLEIF、Dar Alaila、Watania Insuranceの取締役を務め、ガバナンスとリスク管理の専門知識を提供している。

道信 岸
岸道信氏は、中央銀行、公共政策、商業銀行の分野で30年以上の経験を持っています。三井住友銀行(SMBC)のトランザクション業務企画部長であり、2022年からSwift National Member Groupの日本議長を務めています。彼の職務には、銀行のISO 20022への移行、G20/FSBのクロスボーダー決済ロードマップへの対応、トランザクションバンキングの研究開発の実施が含まれます。
岸氏は、SMBCに入行する前、日本銀行に31年間勤務し、業務部、情報システム部、人事部、米州代表事務所、前橋支店長など、中央銀行のさまざまな部署で幅広い経験を積んできました。金融安定・銀行検査局次長(2020~2022年)として、G7サイバー専門家グループのメンバーを務め、日本の大手銀行の監督カレッジと危機管理グループを組織しました。決済システム局在職中、岸氏は欧州中央銀行(ECB)との共同DLT研究(プロジェクト・ステラ)で日銀チームを率い、中央銀行デジタル通貨やホールセールデジタルトークンに関する刊行物に寄稿し、銀行の事業継続計画を管理しました。専務理事として預金保険機構に出向し、グローバルなシステム上重要な金融機関(G-SIFIs)に適用される新しい破綻処理制度を導入しました。スタンフォード大学ロースクールで法学修士号を取得し、東京大学で法学士号を取得しています。

パメラ マー
パメラ・マーは、シンガポールを拠点とする国際商業会議所(ICC)のデジタル標準イニシアチブ(DSI)のマネージング・ディレクターである。
DSIは、ICC、シンガポール政府、アジア開発銀行、世界貿易機関、世界税関機構が支援する官民パートナーシップで、サプライチェーン標準の調和とデジタル化を図り、グローバルな貿易エコシステム全体のデジタル対応力を構築することで、世界貿易のデジタル化を目指している。
以前は、香港を拠点とする多国籍サプライチェーン・マネージャーであるファング・グループのナレッジ&アプリケーション担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めていた。 香港、深圳、ジュネーブを拠点に、持続可能性、テクノロジー、グローバルな政策課題について、グローバル・サプライチェーンと産業界全体で20年以上の経験を持つ。
2019年にはエコビジネス・サステナビリティAリストに選出され、企業のサステナビリティやサプライチェーンの問題について幅広く出版や講演を行っている。
エール大学で学士号、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで修士号を取得。

望月 薫
望月薫氏は東京を拠点に、証券化、貿易金融、サプライチェーン・ファイナンス、トランザクション・バンキング、アジア・オセアニア地域での事業推進など、さまざまな金融領域で30年以上の経験を持つ金融のエキスパート。みずほフィナンシャルグループに30年以上在籍し、さまざまな管理職を歴任してきました。ストラクチャード・ファイナンス部マネージャーを経て、グローバル・トランザクション・バンキング部アジア・オセアニア室長、トランザクション・バンキング調整部決済インフラ企画担当部長を務めました。戦略策定、事業計画と実行、多文化チームの管理、貿易金融におけるリスク管理などの分野で豊富な経験を有しています。彼は日本証券アナリスト協会(CMA)の公認会員アナリストです。
専門的な専門知識に加えて、望月氏は全国銀行協会の有価証券決済およびトランザクション・バンキングに関する作業委員会のメンバーを務めたほか、2020年10月から2022年11月までSWIFTの日本全国ユーザーグループの会長も務めました。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校でMBAを取得し、東京大学で経済学の学士号を取得しています。

ルイス・フェリペ・サリン・ モンテイロ
ルイス・フェリペ・サリン・モンテイロ氏は、テクノロジー、金融、政府のデジタルトランスフォーメーションにおいて24年以上の経験を有する上級管理職です。独立コンサルタント兼アドバイザーとして、業界内のイノベーションを推進する先見性のあるリーダーシップと専門知識を発揮しています。
ブラジルに拠点を置く大手決済会社、Cateno社のCEOを務めていた経歴があります。Catenoの前は、ブラジルのデジタル政府長官やOECD代表など、要職を歴任しています。彼は、政府上級幹部、議会、政策立案者、および 7,000人以上の公務員チームの目標を調整し、200 の公共部門機関のデジタル変革を成功裏に主導しました。彼の指導の下、2,000のデジタル・サービスが変革され、gov.brは世界トップ5に入る政府プラットフォームとして成長し、1億4,000万人以上のユーザーにサービスを提供しています。世界銀行は、ブラジルをデジタル政府において2番目に成熟した国と評価しましたが、これはモンテイロ氏の功績の証です。
氏は、官僚主義を削減するために連邦政府機関や州機関と緊密に協力し、ブラジルの事業登録プロセスの合理化に大きな役割を果たしました。彼の努力により、企業登録にかかる平均時間は5.5日から23時間未満に短縮され、国内のビジネス・エコシステムが大幅に改善されました。その幅広い経歴には、南米最大のIT公開会社であるSerproの取締役会会長を務めたほか、他のさまざまな取締役会での役職も含まれます。コンピュータ・サイエンスの基礎と高度な情報技術の学位を持つモンテイロ氏は、イノベーションを推進し、デジタルの展望を形成し続けています。

ニック パチネフ
ニック・パチネフは、2024年7月にGLEIFの取締役に任命されました。金融、小売、保険テクノロジー分野で20年以上の経験を持ち、多国籍企業、中小企業、グローバル金融機関向けの革新的なソフトウェアアプリケーションとエコシステムの創設、開発、拡張に携わった経歴を持っています。
GlobalTrade CorporationのCTOおよびCEOを含むさまざまな役職で、農産食品、石油・ガス、建設、自動車、航空宇宙、海洋、産業機械、鉱業などの分野のGlobal 500のクライアントと連携してきました。また、国際貿易に関する40名以上の法律および金融の専門家の見解を特集する雑誌の共同設立者であり、編集長を務めました。
国内および海外の銀行保証および保証書の発行と保管を行う業界初のユーティリティであるDigital Vault Services GmbHの創設チームのメンバーであり、取締役会長でした。その専門分野には、企業財務、貿易およびサプライチェーンファイナンス、SWIFT、ビッグデータ、機械学習、生成AI、分散型台帳技術、クラウドコンピューティング、情報セキュリティが含まれます。
新興企業や既存のテクノロジー企業に市場、製品、運用、ガバナンスに関するアドバイスを提供しています。ISO 20022貿易金融標準評価グループの議長でもあり、サプライチェーン金融と従来の貿易プロセスをデジタル化するための新しいメッセージの開発を監督しています。ヨーク大学で経営学の学位を取得しています。

イレティ サミュエル・オグブ
シティバンクで30年以上にわたり、欧州、中東、アフリカ地域の50カ国以上でシニア・リーダーとして銀行業務に従事。
シティバンク・ナイジェリアおよびガーナの元マネジング・ディレクター兼CEOとして、シティの機関投資家向けビジネスを率い、マクロ経済や規制上のチャレンジを乗り越えてフランチャイズを強化した。
シティバンク・ナイジェリアでは非常勤取締役およびリスク委員会委員長を務め、現在イングランド銀行が運営する高額決済システムCHAPSクリアリングUKやオポチュニティ・インターナショナルでは取締役を務めるなど、取締役会での経験も豊富。 2025年3月、アフリカ・ファイナンス・コーポレーションの取締役会議長に就任。
イレティは、Innovate Finance's Women in FinTech Power List 2017やBlack British Business Awards Financial Services Leader of the Year 2019などの賞を受賞している。
英国ブラッドフォード大学でMBAを、英国ロンドンのミドルセックス大学で会計・ファイナンスの学士号(優等学位)を取得。

ハビエル・ サンタマリア
銀行の従業員としての数十年間に及ぶ在籍期間中、レガシーシステムや画期的なシステムの分野において、多種多様な顧客セグメントや製品ラインに組み込まれた決済(業務関連、オペレーション、技術)範囲で幅広くバランスの取れた専門知識を積み上げてきました。同氏は、法人環境と競争環境の両方を手掛けています。決済分野に加えて、その他の銀行分野にも関心があり、学問分野にも引き続き積極的にかかわっています。元業務およびビジネス・サービス責任者であり、2016年12月までサンタンデール銀行の上級副社長を務めました。サンタマリア氏は、2016年末までユーロ銀行協会の理事およびSWIFT理事を務めていました。
ハビエル・サンタマリア氏は、取締役会に確かな経験をもたらし、複雑で不確実な状況においてコンセンサスとバランスを構築する能力を実証しています。金融と決済における長いプロとしてのキャリアを生かし、教育と生涯学習への献身を続けています。創造性と革新性を最大限に引き出すことを熱望しており、非の打ちどころのない倫理的行動、オープンマインド、基準の独立性を原動力とする仲間意識の高い職場環境を大切にしています。
ハビエル・サンタマリア氏は、ブリュッセルでSEPA決済スキームを管理する団体である欧州決済協議会(EPC、ブリュッセル)の議長、マドリードでスペインの自動決済機関を管理する会社であるIberpay(マドリード)の議長、ウェスタン・ユニオン・インターナショナル・バンク(WUIB、ウィーン)の監督委員会メンバーを務めています。

アダム シュナイダー
シュナイダーは、長年にわたり金融サービス業界のコンサルタントとして、主に大手金融機関の成長と変革の取り組みに携わってきた。 金融サービスの詳細な理解と情報技術の価値、規制機関の要件、大規模な変革を実行する現実的な現実を融合させている。 彼のサービスには、戦略的サポート、テクノロジー、業務改善などが含まれ、企業が規制上の義務を成功させ、長期的で持続可能なビジネスを構築するのを支援している。
現在、ブティック型コンサルタント会社Galileo AdvisoryのCEO。 それ以前は、オリバー・ワイマンのパートナーとして大手金融機関を担当。それ以前は、デロイト・コンサルティングに30年間在籍し、クライアント・サービスを主導するとともに、さまざまな市場・事業担当を歴任。 また、Chancellor Capital社(現Invesco社)でCOOを務めたり、ゴールドマン・サックス証券でプログラム・マネージャーを務めるなど、金融業界で直接働いた経験もある。
また、連邦準備制度理事会(FRB)の代替参照レート委員会(Alternative Reference Rates Committee)に参加し、同委員会の運用・インフラ作業部会(Operations & Infrastructure Working Group)で議長を務めたほか、世界デジタル通貨協会(Global - Digital Currency Association)の諮問委員会(Advisory Board)に参加してデジタル資産への移行を進めるブレトンウッズを支援したり、カナダ代替参照レート(CARR)作業部会(Canadian Alternate Reference Rates (CARR) Working Group)の委員を務めるなど、金融サービス業界を支援するために幅広く活動してきた。
また、フィンテック企業2社の取締役を務めるほか、特定の企業の取締役会顧問も務めている。

プラモド博士 ヴァルマ
プラモッド・ヴァルマ博士は、インドのデジタル公共インフラ(Aadhaar、UPI、DigiLocker、ONDCなど)の先駆的アーキテクトであり、10億人以上にサービスを提供している。また、Networks for Humanityの共同設立者兼チーフ・アーキテクトであり、FinternetやBeckn Protocolなど、グローバル・デジタル経済のためのオープンな分散型インフラ構築を主導している。
また、人口規模のデジタル・トランスフォーメーションに関して世界中のガバナンスや組織に助言を行い、複数の諮問委員会のメンバーも務めている。コンピュータサイエンスの博士号と応用数学の強固な基礎を持ち、包括的でスケーラブルなイノベーションのためにテクノロジーを活用することに深くコミットしている。

イロナ ワイス
ワイス氏は、世界的なデジタルリーダーであり、戦略的なビジョンを持ち、デジタル変革、新技術、市場開発の分野で定評のある専門家です。情報技術、流通、電子商取引、通信企業における業務執行役員および非業務執行役員のほか、世界的な大手テクノロジー企業との戦略的パートナーシップを担当してきました。テクノロジー戦略、データガバナンス、ビジョンに基づく重要事項の実行、そして信頼とオーセンテシティを育む倫理的な事業運営の先導において、その能力は市場で認められています。
30年を超える専門的な経験と、CEO、COO、CFO、会長、取締役、非業務執行取締役としての実績を持ち、複雑な組織のガバナンスと運営に関する専門知識でも定評があります。また、新技術、グローバルな流通チャネル、サプライチェーン、デジタルプラットフォーム、金融市場、規制対象業界に関する専門知識を活かして、企業や組織の将来に真の戦略的価値を付加することができます。
ワイス氏はこれまで、ヨーロッパ最大のIT配信会社のひとつで、大手テクノロジー企業を代表するABC DataのグループCEO兼取締役会会長を務めてきました。Sygnity の取締役会副会長兼グループCFO、Sage Polandの財務担当役員も務め、通信業界でさまざまな管理職を歴任してきました。
ワイス氏は公認会計士であり、英国でACCAおよびFCCAの認定を取得しています。ニコラウス・コペルニクス大学の経済科学管理学部で財務管理の修士号を取得し、ハーバード大学とMITで戦略と新技術に関するエグゼクティブ認定資格をいくつか取得しています。

ニコラ・ ディアデン
コーポレートセクレタリー: GLEIF
ニコラ・ディアデン氏は2023年6月、GLEIF理事会によりコーポレート・セクレタリーに任命されました。
ガバナンスの専門家であり、さまざまな業界における複数法域のコーポレート・ガバナンスの経験を有しています。
ケント大学カンタベリー校で法学士号、ロンドン大学ロー・スクールでLPCを取得しています。